ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたちを観た感想

フロリダで生まれ育ったジェイクは、周囲になじめない孤独な高校生。祖父だけが

唯一の理解者だった。幼い頃から祖父の語る冒険話を聞くのが大好きだった。

そんな彼の唯一の理解者である祖父が謎めいた死を遂げる。祖父の最期に遺した

メッセージに従って小さな島を訪れたジェイクは、森の奥で大きな屋敷の廃墟を

目の当たりにする。そのうち屋敷が焼け落ちる前の世界へと迷い込んでしまう。

そこには美しくも厳格な女主人ミス・ペレグリンと奇妙な能力のために外の世界

では生きられない子どもたちが住んでいた。時間を操ることができるミス・

ペレグリンによって、第二次大戦でドイツ軍に空爆されたはずのその屋敷は、

同じ一日を繰り返すがそのなかで彼らと心を通わせ、楽しい時間を過ごしていた。

ジェイクは自らに宿ったある能力に気づくいっぽう、彼らに忍び寄ろうとしている

危険に気付く。さらに、ミス・ペレグリンの家へと導かれた理由と自身の役割

を知る。年をとることもない子供たちと平和に生き続けていたのだが、屋敷に迫る

恐るべき脅威に立ち向うことになるのだった……。

ティム・バートン史上、もっとも奇妙」と宣伝されているように、子供達は

可愛いし能力も面白いのですが、全体的にダークな雰囲気で子供達の残酷な部分も

見られる不思議な映画でした。子供達はそれぞれ能力を生かしたシーンが面白かった

です。敵は迫力不足な感もありましたが、全体としてはなかなか魅力的な映画

でした。原作が読みたくなりました。